離れて暮らす親のこと
遺品整理

遺品整理を自分でする手順。仕分けの順番と捨ててはいけない物

11月4日更新約5分で読めます

このテーマのまとめ遺品整理

親の物は、できれば家族の手で片付けたい。費用を抑えたい。そう考えて遺品整理を自分で始める人は多いですが、思ったより時間がかかり、途中で止まってしまうこともあります。この記事では、始める前の準備、仕分けの順番、捨ててはいけない物、処分の仕方を順にまとめました。離れて暮らす人が、限られた帰省で進める計画の立て方も書いています。

先に結論
  • 遺品整理を自分でするなら、まず書類と貴重品を探し、次に残す物を決めてから処分に進む
  • 通える回数から逆算して、1回ごとにやる部屋を決める
  • 重い物の運び出しや大量の処分は、その部分だけ業者に頼む方法もある
目次
  1. 遺品整理を自分でするか決める目安
  2. 始める前に家族で決めること
  3. 準備する物
  4. 自分でする遺品整理の手順
  5. 捨ててはいけない物
  6. 処分の仕方と気をつけること
  7. 一部だけ業者に頼む方法

遺品整理を自分でするか決める目安

自分でしやすい業者に頼むことも考えたい
物が少ない、部屋数が少ない物が多く、物置や庭にも物がある
近くに住む家族がいる遠方で、帰省の回数に限りがある
退去などの期限がない賃貸の退去日や売却の引き渡し日が決まっている
家族に運べる人手がある大きな家具や家電が多い、階段しかない
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始める前に家族で決めること

遺品は相続人の財産です。一人で進めると、あとで「あれは欲しかった」と揉める元になります。始める前に、兄弟や親族と方針を決めておきましょう。

相続放棄を考えている場合は、財産を処分すると放棄できなくなることがあります。家庭裁判所への申述は、相続の開始を知った時から3か月以内です。判断がつくまでは処分を控え、専門家に確かめてください。

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準備する物

自分でする遺品整理の手順

  1. 書類と貴重品を探す通帳、印鑑、権利証、保険証券、年金の書類、遺言書、現金を最初に探します。見つけた物は一つの箱にまとめます。
  2. 部屋ごとに計画を立てる通える回数から逆算して、1回にやる部屋を決めます。物の少ない部屋から始めると進みやすくなります。
  3. 残す・売る・捨てる・迷うに分ける迷う物は無理に決めず、迷う箱に入れて先に進みます。
  4. 形見分けをする兄弟や親族に、残した物を見てもらって分けます。
  5. 売る物を査定に出す値がつきそうな物は、処分する前に査定に出します。
  6. 処分する自治体のごみの決まりに従って出します。粗大ごみや家電は別の手続きが要ります。
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捨ててはいけない物

先に探して残しておきたい物
  • 通帳、キャッシュカード、印鑑、権利証などの財産の書類
  • 保険証券、年金や税金の書類、公共料金の領収書
  • 遺言書やエンディングノート(遺言書は開けずに保管する)
  • 借りている物、レンタルの機器
  • スマートフォンやパソコン(契約や写真の確認に要ることがある)

封のされた遺言書は、家庭裁判所での手続きが要る場合があるため、その場で開けずに保管してください。

処分の仕方と気をつけること

ふだんのごみは自治体の決まりに従って出します。大きな家具は粗大ごみの申し込みが必要です。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは家電リサイクルの対象で、ふつうのごみには出せません。

大量のごみを一度に出すと、近所の迷惑になることがあります。また、「無料で回収」と回ってくるトラックには頼まないようにしましょう。環境省は、家庭のごみの回収には原則として市町村の許可が要るとして、許可のない業者に頼まないよう呼びかけています。

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一部だけ業者に頼む方法

仕分けまでは家族でして、運び出しと処分だけを業者に頼む人もいます。家族の思いを残しつつ、重い作業を任せられます。頼む範囲をはっきり伝えると、見積もりも比べやすくなります。

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専門家に相談したほうがよいとき
  • 相続放棄を考えていて、どこまで片付けてよいか分からないとき(弁護士、司法書士、家庭裁判所)
  • 遺言書が見つかったとき(家庭裁判所、弁護士、司法書士)
  • 粗大ごみや家電の出し方が分からないとき(実家のある市区町村のごみの窓口)

よくある質問

自分でするとどのくらいかかりますか

物の量、人数、通える回数で大きく変わります。数日で終わる家もあれば、何か月もかかる家もあります。期限があるなら、それに合わせて業者の手も借りることを考えましょう。

一人で進めてもよいですか

遺品は相続人の財産なので、一人で決めて処分すると揉めることがあります。事前に兄弟や親族と方針を決め、形見として欲しい物を聞いておきましょう。

写真や手紙はどうすればよいですか

急いで捨てる必要はありません。迷う物は箱にまとめて残し、落ち着いてから家族で見直す方法もあります。

仏壇はどう処分しますか

お寺や仏具店に相談する人が多いです。供養をしてから処分するかどうかは、家族の考えで決めて構いません。

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